不正咬合の有病率 その2
歯科医師になって17年目(くらい)になるが、小児の不正咬合の増加しているという臨床感覚は日々強くなっている。
開業して5年目ぐらいに強く感じるようになり、いわゆる「歯並び」という視点から、頭蓋顎顔面の成長発育という視点でみることの重要性を学んだ。
近年は、頭蓋顔面形態と睡眠の関連も大きく取り上げられるようになり、単に「歯並びの良し悪し」だけでは語れなくなってきている。
書き出すときりがないのだが、少なくとも書くことに参考文献をつけていかねばならない。
特に、今まさにクローズアップされつつある分野なのであるから尚更である。
先日、軽く取り上げた以下の論文は、僕としてはとても重要に感じている。中国の論文である。
今まではザーッと関連論文を読んでいただけだったのだが、しっかりと整理できず後引きができていなかった。このブログを機に、後引きしやすいように、そして、後進の先生にも伝えられるようにまとめていきたいと考えている。
Prevalence of malocclusion in primary dentition in mainland China, 1988–2017: a systematic review and meta-analysis
- Lu Shen, Fang He, Cai Zhang, Haofeng Jiang & Jinhua Wang