-専門家向け-ラーニングログ- The Morphological and Morphogenetic Basis for Craniofacial Form and Pattern 1
Donald H. Enlow, Ph.D. Takayuki Kuroda, D.D.S., Ph.D. .B. Lewis, D.D.S., M.S.
今日から学習の記録(ラーニングログ)をここに残したい。医院のブログには馴染まないかもしれないが、院長やスタッフの日々のどうでもいい日記よりはマシかなと思っている。
僕は元来怠け者である。日々の診療に流されながら、目まぐるしく進歩する医療についていくのは正直しんどい。もう、環境を作るしかないと決意したわけだ。
患者さんに見られているかもしれない!という緊張感をモチベーションにしようと考えた。「お天道様が見ている感」に頼る感じである。
ラーニングログは、基本的に意味不明のことが書いているかもしれないが、お許しいただきたい。メモ書きに近く、これが蓄積した段階で専門家向けに纏めたい。その後、患者さんに伝えるべきこと抽出し、をわかりやすく書くところまでもっていければと考えている。
現在、読んでいる論文は、-The Morphological and Morphogenetic Basis for Craniofacial Form and Pattern-1971年の論文である。Donald H. Enlow, Ph.D. Takayuki Kuroda, D.D.S., Ph.D. による。
Class1,2,3の構造的要因を調べた論文である。
この論文にたどり着いたのは、D.Enlowの
Essentials of Facial Growthの中で引用文献として提示されていたことから始まる。
ここで使われているcounterparts analysisというセファロ分析は、D.enlowは臨床用ではなく研究用の分析と位置付けている。しかし、成長期の歯列矯正を顎顔面の成長発育の一部と位置付けたときに、その部分性を説明する分析として非常に有用ではないかと考えたのである。
話は少しづれるが、「小児矯正」という言葉が嫌いである。成長発育という全体性に対する部分性(切り取り感)に不自然さを感じるし、それが目的化されてしまう「矯正」という強い言葉にも違和感しか感じない。
その部分性を、歯列矯正において伝統的なーセファロ分析ーによって暗に示すというのは面白いなあと。
ということでこちらを読んでいきたいと思う。
RESEARCH ARTICLE| JULY 01 1971
The Morphological and Morphogenetic Basis for Craniofacial Form and Pattern
DONALD H. ENLOW, Ph.D.; TAKAYUKI KURODA, D.D.S., Ph.D.; ARTHUR B. LEWIS, D.D.S., M.S.
Angle Orthod (1971) 41 (3): 161–188.
https://doi.org/10.1043/0003-3219(1971)041<0161:TMAMBF>2.0.CO;2