治療のこと

 
私たちが行っている治療は、
  ・ 虫歯になったときの治療
  ・ 歯周病になったときの治療
  ・ 根の治療
      ・ 小児の治療
  ・ 歯を失った時の治療
  ・ 必要最小限の矯正治療
 
そして、健康を維持するために・・・
    ・ メインテナンス
 
これからのページで、それぞれに関する私たちの考えを表現しますが、あえて枝葉末節(細かい治療方法)に関してふれないようにしております。
 
治療法は、商品を比較しながら選ぶように、単純に考えるのは危険だからです。
それよりも、施術している私たちが、どのような考えで治療をしているのか?をお伝えすることの方が、ずっと大切なのです。

虫歯になった時の治療

 
先に述べているように、歯科治療は不確実性を伴います。
歯科治療は不確実であるという前提での虫歯治療は、どのように考えるべきでしょうか?
 
治療が不確実ということは、いつか再治療する可能性があるということになります。
 
そこで考えるべきことは、
① 再治療までの期間を可能な限りのばすこと。
② 再治療が必要となった時に、歯へのダメージが最小限であること。
の2点に尽きます。
 
私は、基本的には極力削らない治療がメリットが大きいケースが多いと考えています。
なぜならば、①と②のバランスやその他の要素を考えたときに、そうなることが多いからです。
逆に言うと、削らない治療が必ずしも良いとは限りません。患者さんによってはメリットにならない場合もあるのです。
 
結局は、しっかりとした思考のもとでの治療が大切であるということです。 
 

根の治療(根管治療)

 
マイクロスコープの登場で、最も治療の質が向上したのは、間違いなく『根の治療』です。
飛躍的と言っても良いかもしれません。 
根の治療や、歯周病治療をきっちりと行うことが、天然歯を守る大前提であろうと思います。 
  
当医院では、根の治療に関しては、基本的に全て、マイクロスコープを使用しております。 
いわゆる、マイクロエンドです。 
すべて、保険治療で行っております。 
最近、ラバーダムは保険治療ではできないと思われている患者さんがいらっしゃるようですが、基本的にラバーダムを用いて治療しております。
  
根の治療は、細菌を出来る限り取り除き、緊密に詰めるというのが基本ですから、よく見えるに超したことはないのです。 
 なおかつ、よく見えることで、無駄に歯を削ることなく、必要な部分にアプローチ出来ます。 
  
ただし、マイクロスコープを使ってるからと言って、残念ながら100%治るというわけではありません。 
時間の制約がある保険治療でも、100%に近づけるべく、効率と効果を追求しております。 
 

歯周病になった時の治療

 
歯周病の主な原因は、細菌感染です。
そのため、感染源を取り除くことが、最優先の治療法になります。 
  
その方法は, 
① 患者さんによる感染源除去(ブラッシングなど) 
② 私たちによる感染源除去 
の2つになります。 
  
患者さんにとっては、面倒だとは思いますが、①がなければ良くなることはあまりありません。 

  ①の確認をしながら、②を進めていくことになります。

ただ、無理に押し付けることはしませんのでご安心ください。
担当の歯科衛生士が長ーい視点で見守っていきます。
 
それほど頻度は多くありませんが、それだけで改善しない場合は、オペをする場合もあります。 
ただ、当医院では、保険診療でもすべてのオペでマイクロスコープを用い、ごくごく最小限の切開にとどめております。 
拡大のもとで治療をすることで、最小限の切開でも、感染源を確実に除去できるようになりました。 
  
従来の治療より、患者さんの負担も少なく治癒も早くなっています。
 

 こどもの治療

 
どんな子も、最初は虫歯も歯周病もありません。  
しかし、もし、虫歯や歯周病がある程度まで進行してしまえば、元に戻すことができません。 
ただし、虫歯も歯周病も予防出来ます。

この4行で、こどもに対して私たちがすべきことが明確になります。 
  
とにかく予防です。 
そのために、担当の衛生士がメインテナンスを行う仕組みを作っています。 
こどもにとって、お口のケアの先生のような存在であれればと思います。 
  
残念ながら、虫歯になってしまったとき、 
私たちは、緊急の場合を除いて、無理強いして治療をすることはありません。 
なぜならば、 
予防するためには、私たちと長いおつきあいをしてもらわねばならないからです。
長い目で見ると、無理矢理治療をすることは、デメリットの方が多いと考えています。 
(緊急時は別です。) 
  
そして、大切なのは、噛み合わせです。 
顎の成長を見守りながら、大きくなってから大掛かりな治療が必要にならないように見守っていきます。
顎の成長が弱い場合、上下の顎のズレがある場合は、早期に矯正治療を行うのがメリットが大きいと考えています。
私が将来的に心配だと感じる患者さんには、ご希望があれば、診査と分析と診断をしております。
自分の子供だったらという視点を常に持っています。
 

歯を失ったときの治療

 
歯を失ったときどうするのか?すぐに治療法の選択の話になりますが、それ以前に大切なことが多々あります。ここが一番考えることが多いところです。
当医院では、 
 ・ ブリッジ  ・ 入れ歯  ・ インプラント 
に対応しています。 
  
よく、インプラントとブリッジと義歯の利点欠点の比較等がされますが、そんなに単純なものではありません。 
患者さんによるところが大きいため、商品を比較するように単純に選ぶのは危険です。少なくとも何かを絶対視するようではいけません。 
患者さんのお考え、生活環境、社会的状況からはじまり、全身の健康状態、お口の状態(これは様々な要素があります)まで、総合的に考え、決めなければなりません。 
  
インプラントは患者さんによっては非常に有用で、患者さんにとって大きなメリットをもたらすことが出来ます。 
しかし、インプラントに向いていない場合、そして、そもそもインプラントが必要のない場合も多くあります。 
  
 インプラントに少し言及すれば、変化(老化を含む)する人の体と、変化しないように機能させるインプラント。 
この2つの調和に関して、明確な答えは出ていません。さらに、人の多様性とそこに時間軸まで加わるのですから、答えが出せないのは当然です。 
 これに関しての考えは、歯科医師によって大きく左右されます。

私は、生涯に渡る健康を重視し、かつ往診で多くのご高齢の方を拝見した経験から、

 ① トラブルがあった時のリカバリーのときの患者さんの負担(身体的、経済的)が小さい。
 ② トラブルがあったときの機能低下(食べれない、しゃべれない、見た目が悪い)が最小限になる。
 ③ ご自身でケアが出来なくなった時に、対処がしやすい。
 
ということが、非常に重要な要素となると考えています。
 

メインテナンス

 
当院では、患者さんごとに担当の歯科衛生士を決めます。
一時的にお口が綺麗になれば良いわけではなく、長い間維持しなければならないのですから、おひとりおひとりの状態をしっかり把握した衛生士によるケアが非常に効果が高いと考えるからです。
 
歯科衛生士の仕事をシンプルに表現すると、 
     ① 『このぐらいで予防出来ますよ』という方法をお話すること。
  (最小限の労力で最大の効果を模索。) 
     ② それが患者さん一人一人にとって適切かどうかを定期的に診ていくこと。 
     ③ 患者さんがとりきれない部分の細菌をクリーニングすること。

そして、
 ④ 患者さんが健康に不安がないか察知して、いたわり、支えること。 
の4つに集約されます。

④が歯科衛生士の腕の見せ所です。
 
そして、定期的にこれを行うことをメインテナンス呼んでいます。 
担当の歯科衛生士によるメインテナンスで、患者さんが健康だと思える状態を維持していくことを目指します。 
  

矯正治療

 
私は、私見ですが、矯正治療を以下のように分けて考えております。
① 大人の矯正 
  ・全体的な矯正 
  ・部分的な矯正 
② こどもの矯正 
  ・絶対に早くやった方が良い矯正 
  ・こどものうちにやった方がベターな矯正 
 
必要がある場合は矯正の専門医を紹介しております。
『大人の部分的な矯正』と『こどもの絶対に早くやった方が良い矯正』のうち、シンプルなケースに関しては、当医院で行う場合があります。